すっかりオンラインとオンサイトの同時開催も定着しました。12/4と12/18の2回で取り上げたのはLittle Women(邦題『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』)。12/18のクラスレビューをお届けします。
【今回の場面について】
エンディングの直前、これまで見ていた物語は、主人公Joの自伝的な小説だったということが明らかになる場面です。映画全体を通して、場面が「現在」と「過去」を行ったり来たりしながら、JoがLittle Womenという処女長編を完成させるまでのプロセスを表現しているんですね~。1回見ただけだとわかりづらいかもしれません!
【映画と原作/異なるエンディング】
みなさんご存じのように映画の原作は作者ルイーザ・メイ・オルコットの自伝的小説です。Joはオルコット自身の投影です。オルコット自身は生涯独身だったため、Little Womenの中でもJoを独身として描きたかったようですが、今回の場面で編集者Dashwoodがいうように「本を売るため」に小説の中ではJoをFriedrichと結婚させています。
この映画の監督グレタ・ガーウィグは原作者オルコットの意思を尊重するような結末に変えたと語っています(“I wanted to give Louisa May Alcott an ending she might have liked.”)。
製本されたばかりの処女長編作Little Womenを胸に抱き、独身の女性作家として自立して生きることを決心するエンディングに見せるJoの表情に心を揺さぶられたという方も多かったのではないでしょうか?
【聴き取りの難易度:★★(最高4つ)】
Friedrichのアクセントにはクセがありますが、それ以外は明瞭に発音されています。標準的な会話のスピードですが、いくつかの難しい単語や言い回し、会話ならではの省略や遠回し表現があるので、聞き取りをやや難しくさせています。
まず、穴埋め問題にチャレンジ!
それから、解答と解説をチェック!
最後に、動画だけを見て理解度をチェックしましょう!
★動画
1分10秒から最後まで
最初から2分12秒まで
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は2回目の方がより楽しめる映画です。クリスマスの場面もありますので、今のシーズンにぴったりですよ。ご覧になってみてはいかがでしょうか?
映画で英語の筋肉を鍛えましょう!
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