前回の続きです。 エイミーがニックに質問します。 -------------------------------------------- Amy Dunne: What type are you? 「あなたはどんな人?」 Nick Dunne: Corn-fed, salt-of-the-earth Missouri guy. 「堅実なミズーリ男」 Amy Dunne: Oh, Missouri? 「ミズーリ?」 Nick Dunne: Mm-hm. 「うん」 Amy Dunne: Cute. 「ステキ」 Nick Dunne: Native New Yorker? 「ニューヨーク育ち?」 Amy Dunne: World ends at the Hudson. 「NYが全世界」 Nick Dunne: What's your name? 「名前は?」 Amy Dunne: Amy. 「エイミー」 Nick Dunne: Well, Amy, who are you? 「エイミー、君は何もの?」 -------------------------------------------- ・Corn-fed:Corn-fedはコーンを食べて育った、の意味。牛がコーンを食べて育つように俺も育ったというような自虐的なニュアンスが込められています。 ・salt-of-the-earth:“ordinary, no special talent or ability”(特別な能力や才能がないごく普通の)という意味だとBrianさんが解説してくれました。 ニックのセリフを言い換えれば“I grow up with corns and I’m just a dumb Missouri guy.”(コーンばっかり食べて育った、さえないミズーリ男)となるそうです。ちなみに、吹き替えでは「ダサくて、健全なミズーリ男」となっています。 ・World ends at the Hudson:字幕「NYが全世界」、吹き替え「川を越えたことない」。直訳すれば「世界はハドソン川で終わる」となります。 ところで、最初のエイミーの質問“What type are you?”(あなたはどんな人?)って日常会話で使えるんでしょうか? クラス後にBrianさんに質問したところ、“What type are you?”は、いささか無礼な印象を与えるとのことでした。おそらく遠慮なく単刀直入にものを言うエイミーならではの表現ですね。 そして、映画はこの場面のあと、ニックの“Well, Amy, who are you?”という質問に対する答えをじっくりと描いていきます。 以上、CINEMA ENGLISH「映画で英会話」2015年5月1日(金)「ゴーン・ガール」第一回目クラスの復習編を全11回でお届けしました。
できるだけ詳しくレポートしましたが、いかがでしたか?