2016年4月の課題映画です。
原作は英国を代表する作家でありブッカー賞受賞者として名高いイアン・マキューアンの"Atonement"(「贖罪」)。
少女ブライオニー(シアーシャ・ローナン)の偽証によって、階級の差を越えて愛し合っていたロビー(ジェームズ・マカヴォイ)とセシリア(キーラ・ナイトレイ)は引き裂かれます。
5年後、成長したブライオニーは真実を語り、謝罪することを決意するのですが…。
ブライオニー役のシアーシャ・ローナンは当時13歳。この映画でオスカーの助演女優賞にノミネートされています。最新作「ブルックリン」(2015)では主演女優賞にノミネートされている実力派です。
「イミテーションゲーム」以前にベネディクト・カンバーバッチとキーラ・ナイトレイが共演しているところも注目ポイントですよ。
主人公二人がケンブリッジ大学の同窓生という設定から、標準的な英国アクセントを聞くことができます。ただし、かなり早口で話す場面が多いことから聞き取りには集中力が必要で、難易度も高いと思われます。