9月22日の「君の名は。」1回目クラスでは、 三葉、四葉姉妹と祖母の3人が、ご神体への奉納のために山路を歩くシーンが取り上げられました。
今回は日本映画のため通常とは逆で、一文ごとにシーンを止めて日本語を聞き取り、英語に訳していきました。
「ご神体」「氏神様」「組紐(くみひも)」「ご奉納」など、日本の伝統や文化に関する表現が続き、皆さん苦労されていたようです。
クラスの最後に、英語字幕を表示させたシーンを観て、プロの訳と自分の訳とを比較しました。
以下、スクリプトと英語字幕です。 ーーーーーーーーーーーーーーーー
おばあちゃん、なんでうちのご神体はこんなに遠いの? Grandma, why is the body of our shrine's god so far away?
繭五郎のせいでわしにもわからん I don't know because of Mayugoro.
誰だっけ? Who's that?
え! 有名やよ What? He is famous!
ねっ、おばあちゃん Here, Grandma,
うわぁ、おねえちゃん Whoa, Mitsuha.
三葉、四葉、「むすび」って知っとるか? Mitsuha, Yotsuha, do you know “Musubi" ?
むすび? Musubi?
土地の氏神様をな、古い言葉で産霊(むすび)って言うんやさ。 Musubi is the old way of calling the local guardian god.
この言葉には深ーい意味がある。 This word has profound meaning.
糸をつなげることもむすび。人をつなげることもむすび。時間が流れることもむすび。 Tying thread is Musubi. Connecting people is Musubi. The flow of time is Musubi.
全部、神様の力や。 These are all the god's power.
わしらの作る組紐も、せやから神様の技、時間の流れそのものを表しとる。 So the braided cords that we make are the god's art and represent the flow of time itself.
寄り集まってかたちを作り They converge and take shape.
ねじれて絡まって、時には戻って、途切れ、また繋がり、それがむすび。それが時間。 They twist, tangle, sometimes unravel, break, then connect again. Musubi-knotting. That's time.
飲みない。 Drink.
ありがとう。 Thanks.
次、私も! I want some, too.
それも結び。 That’s also Musubi.
水でも米でも酒でも、人の体に入ったもんが魂と結び付く事もまた結び。 Whether it be water, rice, or sake, when a person consumes something and it joins their soul, that’s Musubi.
だから今日のご奉納は神様と人をつなぐための大切なしきたりなんやよ。 So today's offering is an important custom that connects the god and people. ーーーーーーーーーーーーーーーー いかがでしたか?