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【ブレードランナー】2回目クラス


11/17 のブレードランナー2回目のクラスでは、レプリカントのプリスとロイが、タイレル社で技術者として働くセバスチャンを利用して、タイレル博士に会う手立てを探ろうとするシーンが取り上げられました。

老化病のせいで地球上勤務に甘んじているというセバスチャンに対して、プリスが言うセリフ

”I like you just the way you are.”

ですが、ブライアンさんの説明によると、

I like you not just your appearance but attitude, too. I like you everything, so do not change anything about yourself. というニュアンスだそうです。

また、"Show me something."(何かやってみせてくれ)というセバスチャンに対してロイは、

"We're not computers Sebastian, we're physical.”

と、おれたちは命令すれば何でも思い通りに動く”computer"でなく”physical”、つまり生身の体を持つ存在だと言っています。

だからこそ、その後にプリスが デカルトの言葉を引用し”I think therefore I am”(我思うゆえに我あり)と自分自身の存在を問う命題を言うのに対し、ロイは"Very good”と返します。

続く"now show him why”は「生身の体とはどういうことか(why we are physical)を教えてやれ」という意味だと考えられます。その後プリスが投げる茹で卵をセバスチャンが熱さのあまり落としてしまいます。「レプリカントは(身体機能は人間より優れているが)人間と同じように感じたり思考したりする」というロイの気持ちがそこで描かれています。字幕では「悩みをうちあけてやれ」と訳されている"now show him why”、皆さんはどう解釈しますか?

今回の全スクリプトを日本語訳付きで掲載しています。

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