ブライアンさんから、前回のクラス(「ドリーム」1回目)に関して補足説明がありました。
2ページ20行目のMr. Al Harrisonのセリフ
America’s greatest engineering and scientific minds are not going to have a problem with having their work checked, are they Paul?
「全米一の技術と科学の天才たちは計算の見直しくらい何の問題もないはずだ。そうだろ、ポール?」
の中で使われている “minds” は “geniuses” または “specialists” を意味します。
このように「ある語(句)をその一部を表す語(句)で言い換える修辞表現。またはその逆」を【Synecdoche(シネクドキ)】といい、かなり一般的な表現だそうです。
Alのセリフは、“geniuses(天才)” や “specialists(専門家)”をその上位概念”minds(頭脳、思考力)”で言い換えることによって意味を強めています。
【Synecdoche】の例
◆wheels, for car ( 例文:“Nice wheels!”「良い車だね!」)
◆boots, for soldiers ( 例文:“The US has boots on the ground in Afghanistan.”「米国はアフガニスタンに兵士を上陸させた」)
◆hands, for sailors ( 例文:“All hands on deck!”「全乗組員、直ちに甲板へ! 」)
などの他に、特定の商品名がその商品類全体の言い換え(シネクドキ)になる場合もあります。
◆coke, for all soda drinks (炭酸飲料をコークと言う)
◆Kleenex, for tissues (ティッシュのことをクリネックスと言う)
◆Hoover, for vacuum (in the UK) (掃除機のことをフーヴァーと言う/英国)
皆さんは他にどんな【Synecdoche】を思いうかべますか?