7月の課題映画『マグノリア』いかがでしたか?
主人公が9人もいるので、難しかったという声も多かったですね(^-^;)
自分の親に受けた仕打ちによって心に傷を負った4人が再生していくドラマだという視点で見るとわかりやすいですよ。
父親に捨てられた息子、父親に性的虐待を受けた娘、親の操り人形となった天才少年と元・天才少年。
それぞれが過去を許し、現実を受け入れ、自分を肯定し、過ちに気付き、前に進む…。
エンディングで流れるのはエイミー・マンの名曲”Save Me”です。
♪愛することすら知らない私を救ってほしい…
この映画のメッセージは「暗闇の中にも希望は見える」であり、テーマは「許し」と「救い」だということが分かります。
以下に紹介するのはThe Guardianに掲載された感動的な匿名投書です(Brianさんが教えてくれました)。
マグノリアのテーマに通じると思うのですが、いかがでしょうか?
タイトルは”A letter to… the woman who shot my dad”「私の父を撃ったあなたへの手紙」。
「今になって思うのは、あなたが至近距離から私の父を撃ってしまった時、あなたが受けた衝撃の大きさのことです」という出だしで始まります。
それは衝動的な犯罪でも憎しみによるものでもなく暴発事故でした。
目を撃ち抜かれたにも関わらず彼は奇跡的に命を取り留めました。
22歳の若さで視力を失った後、驚くべき人生を送りました。
「父の人生は変わりましたが、おかげで母との出会いもありました。私はあなたの名前もわからないけど、これだけは知って欲しい…」
そして筆者はこう続けます
”some good has come out of the darkness.”
あなたはこの話を”One of those things”よくあることさ、仕方ないことさ(『マグノリア』7/5のクラスより)と考えますか?
原文読解にチャレンジして英語の筋トレをしましょう!