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「あいつの言いなりにならないでね」Don’t let him walk all over you, you hear?



『カラーパープル』The Color Purple (2023)より

主人公セリーに対して妹のネティが言うセリフです。


「あいつ」とは”ミスター”という男。セリーは、突然父親にこう告げられます。


「荷物をまとめろ。おまえはアルバート”ミスター”ジョンソンと結婚する」


それから、何十年もの間”ミスター”によってセリーは地獄のような結婚生活を強いられるのでした…


”walk all over” は「敬意を払わず境界線を踏み越えて、してほしいことを何でも相手に要求する/こき使う/ひどい扱いをする」といった意味です。


例えば人の言いなりになってばかりの友人がいたら、こうアドバイスしましょう。


Why do you always let people walk all over you like that? You really need to learn how to say no.

どうしていつもそうやって人にいいようにあしらわれるの?ノーって言えるようになった方がいいよ。


もしもあなたが友人の立場だったら、こんな風に思うかもしれません。


I have learned my lesson. I will never let anyone walk all over me again.

これで懲りた。もう二度と誰にも振り回されないぞ。



 


『カラーパープル』の前半は”ミスター”がセリーを”walk all over”する(踏みにじる)展開が続きます。後半ではセリーがミスター"を捨てて自立します。彼女はこんな気持ちだったでしょう


I will never let you walk all over me again.(もうあなたの言いなりにはならない!)


この映画は「仕返してスッキリ」という単純なエンディングではないところが魅力でもあります。ぜひご覧になってみてください。



 


ナンシー・シナトラが歌うThses Boots Are Made for Walin' 『にくい貴方』はセリーの気持ちに近い曲でしょう。


”walk all over you”という表現が効果的に使われていますよ。チェックしてみてください!

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