“I thought you might like / want / need…”(…でもどうですか? …はいかがですか? よかったら…しましょうか?)
気を利かせて誰かに親切にするとき、使える表現です。例えば授業中、隣の席に座っている人がペンを忘れて困っているときに、そっとペンを差し出しながら…
I thought you might need a pen.
「(お忘れになったようなので)ペンが要るかと思って」
というふうに使えます。
クラスではこんな質問が上がりました。
日本語では「これよかったらどうぞ」のように言うので、a penをthis penに置き換えても意味は同じですか?
かなり違います。
I thought you might need this pen.
「(あなたは毎回ペンを忘れてきますよね。私は3・4本のペンを持ってきています。そのうちの1本をいつも貸してあげていますけど、今日も)そのペンが要るかと思って」
という意味になります。う~ん、英語っておもしろいですね。
I wish I were a stronger person.(私がもっと強い人間だったらよかったのに)
これはミッチの母、リディアが言うセリフです。これに対してこんな質問がありました。
I wish I were a strong person.も同じ意味ですか?
I wish I were a stronger person. → 今自分は直面している困難を克服できない。乗り越えられる強さが欲しい。つまり「自分」を起点としたニュアンスです。
I wish I were a strong person. → 一般的な意味での「強い人間」、あるいは「〇〇みたいに強くなりたい」というように「他者」を起点としたニュアンスです。
また、こんな文法に関する質問もありました。
I wish I were a stronger person.を
I wish I were a more strong person.と言い換えることはできますか?
できません。moreを付けることができるのは分節(発音上の母音数)が2つ以上の単語だけです。strongは単音節なので比較級にする場合、語尾にerをつけてstrongerとします。
分全体の意味を変えずにmoreを使って表現するなら、strongの代わりにconfidentを使ってみてはどうでしょうか? confidentの分節はcon-fi-dentと3つなのでmoreで修飾することができます。
I wish I were a more confident person.
ではまた次回のレッスンでお会いしましょう!
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